T.「ことばの教室」について  
                                         
1.対象児童・生徒について

  対象児童・生徒は、 河北郡・市内の小学校に在籍している
  言語障害を持つ児童・生徒とする。 (保育所・幼稚園児、中学生は教育相談として通う。)                                                                            

2.入級の決定について

   入級希望者に対して、言語障害に関する相談、検査を行い、その結果      
  によって、以下の手続きにより入級を決定する。

3.入級までの手順

ことば等の障害
について
ことばの教室への
申し込み
専門家の
診断  




ことばの教室で
相談・診断・検診
津幡町
教育委員会

内灘町
教育委員会

かほく市
教育委員会
入級決定
専門家の
指導
助言
治療
ことばの教室
での指導


学級担任、
両親 の協力

4.通級の方法について   

     通級する児童・生徒は、所定の曜日、時刻に在籍校より通級する。
    (保護者の付き添いを原則とする)  
  
5.通級児の出席扱いについて

  相談および指導のための時間は、在籍校の授業に準ずるものとする。
    (欠席、遅刻、早退とはならない。)


Uことばのつまずきに気づいたら・・・
 目 次
  1.家庭での接し方
  2.幼稚園、学校での接し方と指導
  3.ことばの教室での指導
                                  
1.家庭での接し方
やめていただきたいこと

 ・ ことばへの注意をやめる
    子どもがへんな発音、へたな話し方をしていると、
      「もう一度じょうずに言ってごらん。」
      「はっきりわかるように。」                
      「もっとゆっくり。」
    など、注意しがちです。
    しかし、子どもは話すたびに何かを言われ、
      「話さない方がとくだ」
      「いやになっちゃう」
    という気持ちになります。やがて、話すこと、生活全体に自信を失い
    正しい発音や話し方に近づけません。

 ・ 子どもへの口出し、手出しを少なくする
    自然に子どもに対して、必要以上の手助けをしていませんか。
    洗面、排便、着替え、登校の準備・・・の際に、指示、禁止、注意、催促
    など、言っていませんか。
    ことばの障害以外は、あたりまえの子どもです。

 ・ 無理に話させない
      「〜と言ってごらん。」
      「まねして〜と言ってごらん。」
    というふうに、無理強いをさせると、ますます子どもは話そうとしなくなります。
    話すことでの強制は禁物

やっていただきたいこと

 ・ “よい聞き手”になる
  母と子の心が互いに通い合い、気持ちが安定することで、子どもは話す
  ことの喜びを経験し、言葉の発達をうながします。
  子どもと同じ立場・気持ちで、どのような話にも耳を傾け、
  最後までゆっくり聞いてあげてください。

 ・ 子どもにたくさん話しかける
  いつも子どものそばにいるお母さんは、誰よりもすぐれた「ことばの先生」です。
  子どもは、お母さんが話しかけるたびに、新しいことばや正しい発音、話し方を
  学びます。
  心を落ち着けて、ゆっくりと話しかけてください。
  子どもの行動を認めたり、ほめたり、本を読んであげたりしてください。

 ・ 子どもに幅広い豊かな経験をさせる

  子どもを動物園、遊園地、海、買い物、散歩などにどんどん連れて行って、
  楽しい経験をたくさんさせてください。
  子どもは、経験したことから社会性を育てていきます。たくさん経験することで、
  多くの刺激を受け、話したい欲望が強くなり、ことばの範囲が広がります。

 ・ 早く、ことばの専門家・専門医に相談する
  ことばの障害に子どもがひけめを感じると、消極的になったり、落ち着きのない
  生活ぶりになります。ことばの障害がきっかけで、友だちや学習、性格に悪い
  影響を及ぼさないよう、なるべく早い時期にことばの障害の正しい認識を持ち、
  指導や対策をたてることが大切です。

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2.幼稚園、学校での接し方と指導

  保育園・幼稚園、学校では、本を読む、発表する、話すという活動が生活の
  大部分となります。
  そこで、子どもへの接し方でもっとも大切なことは、ことばの障害が心の問題
  にまで発展しないように、両親と教師が協力することです。
  子どもが言語障害を気にせず、「よく話し」「よく遊び」「進んで行動する」ように
  育てることです。

 ・ 居心地のよい教室の雰囲気をつくる
  教師と子どもの間によい人間関係ができると、教室の雰囲気は子どもにとって
  居心地のよいものになり、どんどん話すようになります。
  失敗してもクラス全員が受け入れてくれる雰囲気、のびのびした雰囲気をつくっ
  ていくことが大切です。
  子どもの得意なもの、長所などを認め、それをさらに伸ばすようにします。
  このことが、子ども自身を育てることになり、必ずことばの上にもよい影響を
  あたえます。
  ことばの障害のことで問題が起きたら、友達として何をどのように協力できる
  かを話し合い、正しい理解と協力が得られるようにします。
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3.ことばの教室での指導

  言語に困難のある児童は、通常自分の教室で勉強しながら、必要に応じて通級し、
  指導
を受けられるのが理想です。この、学校内に設けられた言語に関する専門
  的指導をおこなう教室が、「ことばの教室」です。
  ことばの教室では、吃音や発音の異常をはじめ、ことばや言語学習に困難のあ
  る児童
に対し、週1〜2回、1回につき45〜60分前後の指導をします。
  指導を受ける曜日、時限は決められています。子どもたちは、ふだんは自分の
  教室で授業を受け、ことばの教室での時間が終われば、また自分の教室で勉
  強を続けます。
  また、自分の学校にことばの教室が設けられていないところでは、教室までバス
  や電車、自家用車を利用して通います。その場合、保護者の付き添いが原則と
  なっています。
 
  ことばの教室へ通うことで、劣等感が強くなるとか、勉強がおくれるというような
  心配はありません。

  早い時期に相談を受けにこられるのをまっています。
  どうぞお気軽にご来室ください。

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