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第16回かほく市立志式(令和2年1月31日)

市長式辞

本日、ここに立志式を迎えられた316名の中学2年生の皆さん、誠におめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。
「立志」とは、志を立てること、将来の目的を定めてそれを成し遂げようとすることであります。皆さんには、今日の日を自分の人生を考える一つの契機とし、将来について考え、大人としての自立を自覚する機会にしていただきたいと思います。
今、皆さんは自分の将来について、様々な姿を思い浮かべていることと思います。自分の個性をしっかりと見つめ、これからの将来像を描き、それに向かって、どのような人生を歩んでいくのかを考えなければいけません。それには、良き指導者や先輩の意見、助言を聞く姿勢も大切です。
さて、昨年は、元号が平成から令和に変わり、新しい時代の幕開けとなりましたが、かほく市にとりましても明るい話題がいくつもありました。中でも、高校野球夏の甲子園において、日本中に大きな感動を与え、堂々の準優勝に輝いた、星稜高校野球部で皆さんの先輩である、奥川恭伸選手と山瀬慎之助選手が、プロ野球ドラフト会議で指名を受け、かほく市にとって初めてとなるプロ野球選手が、一度に2人も誕生することとなりました。いよいよ明日から、プロ野球春季キャンプが始まりますが、2人の今後の更なる成長とご活躍を心から期待し、市民の皆さんとともに応援して参りたいと思っています。
そのような奥川選手と山瀬選手についてでありますが、2人は小学校4年生の時からバッテリーを組み、以来、良きチームメイトとして、時にはライバルとして、励まし合い、競い合いながら絆を深め、かけがえのない存在となりました。そして、中学校3年生のときに、全国制覇の目標を達成し、今度は、「2人そろってプロ野球選手になる。」という大きな夢を叶えました。この夢の実現に至るまでには、2人がこれまで人の何倍も努力を積み重ねてきた多くのエピソードが周りの人たちから語られています。
また、2人は取材に対し、「人の出会いに恵まれ、これまで関わってくれた人が一人でも欠けたら、ここまで来られなかった。」と、自分を支えてくれた方々へ感謝の言葉を述べています。
皆さんも、それぞれの夢や大きな目標を持ち、それを叶えるためには、一生懸命努力し続けることがとても大事であるということと、人との出会いを大切にし、家族やお世話になった方々へ感謝する気持ちを決して忘れないことを心に留めていただきたいと思います。
今日、立志式を迎え大人としてのスタートラインに立った皆さんには、これからも無限の可能性があります。そのような中で皆さんに求められるのは、未知の分野へチャレンジし、自由な発想で様々な課題を発見し解決していく能力と、その結果に責任を持つことです。この可能性と時間を有効に活かせるかどうかは、皆さんのこれからの努力と研鑚にかかっています。若いゆえに持てる気力と体力をもって、時には豊かな経験と知恵を持つ、良き先輩方の助言に耳を傾けながら、これから訪れる様々な節目を大切にして、輝かしい未来への道のりを歩んでください。
最後になりますが、自分が生まれ育った郷土を愛し、先人の教えを大切にしながら、国際的な広い視野とより高い志を持って、大きくはばたいていかれんことを祈念し、式辞と致します。

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