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第10回かほく市立志式

第10回かほく市立志式

 本日、ここに立志式を迎えられた三六一名の中学二年生の皆さん、まことにおめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。
 立志とは、将来の目的を定めてそれを成し遂げようとすることであります。皆さんには、今日の日を自分の人生を考える一つの契機とし、将来について考え、大人としての自立を自覚する機会にしていただきたいと思います。
 今、皆さんは自分の将来について、様々な姿を思い浮かべていることと思います。自分の個性をしっかりと見つめ、これからの将来像を描き、それに向かって、どのような人生を歩んでいくのかを考えなければいけません。それには、よき指導者や先輩の意見、助言を聞く姿勢も大切です。
 皆さんもご存知だと思いますが、昨年、野球界の発展に貢献した功績で、長嶋茂雄元読売巨人軍監督と松井秀喜元プロ野球選手のふたりが国民栄誉賞を受賞されました。おふたりの活躍は社会に大きな感動と喜びを与え、多くの青少年に夢や希望を与えてくれました。 
 国民栄誉賞表彰式で松井選手は「長嶋監督の現役時代のように日本中のファンの方々を熱狂させるほどのプレーをできたわけではありません。僕が誇れることは、日米のすばらしいチームでプレーをし、すばらしい指導者の方々、チームメイト、ファンに恵まれたことです。」と述べられました。
 松井選手の、この謙虚な言葉からは、「目標に向かって自分自身が努力し続けることはもちろん大切であるが、周りの人たちの支えがあって初めて成し遂げられるものだ」ということが読み取れます。
 このことは、皆さんにとって非常に参考になるものであり、これからの人生における多くの人との出会いを大切にし、そこから得た知識、技術を吸収し、人間としての基礎を大きく育んでいけば、自分が目指すよりよい姿がきっと生まれてくるものと思います。
 今日、立志式を迎え大人としてのスタートラインに立った皆さんには、これからも無限の可能性があります。そのような中で皆さんに求められるのは、未知の分野へチャレンジし、自由な発想で様々な課題を発見し解決していく能力と、その結果に責任を持つことです。
 この可能性と時間を有効に活かせるかどうかは、皆さんのこれからの努力と研鑚にかかっています。若いゆえに持てる気力と体力をもって、時には豊かな経験と知恵を持つよき先輩方の助言に耳を傾けながら、これから訪れる様々な節目を大切に生き、充実した人生を歩んで下さい。
 終わりに、自分が生まれ育った郷土を愛し、家族やお世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、先人の教えを大切にしながら、国際的な広い視野とより高い志を持って、大きくはばたいていかれんことを祈念し、式辞と致します。


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