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市長就任式(令和2年4月13日)

就任式市長挨拶

就任式にあたりまして、一言ご挨拶申し上げます。
4月11日から5期目のスタートとなりました。こうして5期目の市長という役職を担わせていただくことになりましたが、これまでの16年間のまちづくりを市民の皆様に評価していただき、また、ここ4年間のまちづくりが認められたということで、大変ありがたく、また嬉しく思っているところでございます。それと同時に、こうして重責を担わせていただくということで、改めて身の引き締まる思いでもあります。
これまでまちづくりに取り組んできましたが、もちろん私1人でまちづくりをしてきたわけではございません。これまでのまちづくりは、副市長、教育長、そして部課長をはじめとする職員の皆様お一人おひとりのご尽力、ご協力の賜物であり、また、これまでに退職された先輩の皆様のお力添えもあってのものであり、改めてこのまちづくりは皆様と共に取り組んできたということで、皆様方に心からお礼を申し上げたいと思います。
これまでの16年間、合併を主導してきた1人として「本当に合併してよかった」と思っていただけるまちづくりに全力で取り組んでいくという思いでございました。それが故に、3町の融和が1番大切だということで、バランスのとれたまちづくりに心掛けてきたところでございます。
まず1期目では、ご承知の通り、発足したばかりのかほく市ということで、スローガンに「創造」を掲げさせていただき、基礎づくりの4年間でありました。次の2期目では、基礎づくりができたこのかほく市を大きく前進させたいということで、「前進」をスローガンに掲げさせていただきました。大型商業施設も誘致することができ、本当に大きく前進できたのではないかと思っております。また3期目では、大きく前進できたこのかほく市を「更なる高みへ持っていきたい」という思いで、「次のステージへ」ということをスローガンに掲げさせていただきました。おかげさまで、全国的にも住みよいまちとして経済紙の中で評価していただき、大変ありがたく思ったところであります。そして4期目では、人口減少が全国的にも顕著になってきたなかで、「小さくてもキラリと光る元気なかほく市をつくりたい」という思いで「躍動」をスローガンに掲げさせていただきました。
この4期目というのは、第1期総合戦略の5年計画のうちの4年間でもあったわけでございます。この第1期総合戦略の大きな目標である「人口減少に歯止めをかけて地域を活性化させる」ことにつきまして、ご承知のように、5年連続で人口が増加するという大変大きな成果を出すことができました。平成27年度は12名、平成28年度は88名、平成29年度は136名、平成30年度は257名、令和元年度は135名であり、このように5年連続、人口が増えたわけでございます。これは、若い世代がかほく市を選んで住んでいただいているということの表れでもありまして、こういった流れを止めることなく、5期目についてもしっかりと若い世代に選んでいただけるようなまちづくりに取り組まなければいけません。そして何よりも、住んでいる市民の皆様に「住んでてよかった」、「これからも住み続けたい」と言ってもらえるようなまちづくりにしっかりと取り組まなければいけないと思っております。
また、第2期総合戦略も今年度からスタートいたしました。1つ目の基本目標には、「安定した雇用を創出し、安心して働けるようにする」ということを掲げさせていただきました。企業誘致はもちろんですが、地場産業の振興ということで農業の振興などにもしっかりと取り組まなければいけないと思っております。
2つ目には、「新しいひとの流れをつくる」ということを目標に掲げ、これは定住促進策であり、また観光振興でもありますが、新たな観光施設をつくるというよりも、今あるものをしっかり磨いていくことを心掛けるべきだと思っております。
3つ目の目標では、「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」ということで、これまでも取り組んできました子育て支援策であり、教育環境の整備でもあり、これらのことに力を入れなければいけないと思っております。
4つ目の目標は、「安心して暮らすことができる、魅力あるかほく市をつくる」ことでございます。これは、高齢者の皆様、また障がいのある皆様に住み慣れた地域で安心して暮らせることが大切だと思いますし、災害に強いまちづくりにも取り組まなければいけないと思っております。また、かほく市だけでできないことは、河北郡市や金沢市を中心とした広域連携でしっかりと取り組むことも大切だと思っております。このほかにも、魅力をつくるということで、市総合体育館の整備にもしっかり取り組まなければいけないと思っております。
そして5つ目の目標に「オンリーワンの資源を活用し、活性化の拠点をつくる」ということを掲げさせていただきました。これは、県立看護大学や西田幾多郎記念哲学館、市内の大型商業施設などといった施設としっかり連携しながら事業を展開することが大切だと思っておりますし、また北部交流ゾーンの整備にもしっかり取り組まなければいけないと思っております。
今期の第2期総合戦略の5つの基本目標において、横断的に新しい時代の流れを力にするということ、また多様な人材の活躍を推進することを横軸にしながら、総合的かつ魅力のあるまちづくりに皆様がそれぞれに取り組んでいただくことをお願い申し上げたいと思います。こういった大きな目標を掲げるなかで、それぞれの部、課において、それぞれの懸案事項や課題があるかと思います。それらの一つひとつに取り組んでいただき、そして実現していく、このことが何よりも大切であり、一度に大きな目標に向かってそれを実現できるわけではありません。それぞれの部、課で抱えている課題を1つずつクリアし、1つでもクリアできれば、1つの課で1つであっても、いくつもの課が重なれば大きなものが積み上がりますし、前にも進むことができるわけでございます。それぞれが一つひとつの課題に対し、コツコツとしっかり取り組み、実現することを忘れないでいただきたいと思っております。部長、課長は、それぞれ部、課のリーダーであるわけでございまして、そのことを今一度心に留めて取り組んでいただくことをお願い申し上げたいと思います。
現在、新型コロナウイルス感染症が大きな課題にもなっているところでございます。これは、私自身も絶対感染しないようにしようと思っておりますし、もしも感染した場合には、ほかの人にはうつさないということを心掛けることが大切であり、そしてお一人おひとりがとにかく手洗い、うがいを心掛け、いわゆる「三密」を避ける、これしかないわけでございます。職員お一人おひとりがこれらのことを徹底しながら、かほく市からは1人でも患者を少なくすることが大切だと思っております。報道等にもありますように、東京都が今、大変な状況になって、緊急事態宣言がなされております。実は人口10万人あたりの感染者数において石川県が、東京都、福井県に次いで3番目、そして金沢市が東京を上回っているという報道もされており、大変厳しい状況となっております。東京都を中心にして首都圏全体が厳しい状況となっていることは、要は、金沢市を中心にして中央都市圏4市2町が厳しい状況にあるということに置き換えることができ、まさに首都圏と石川県が同じ状況になって、そこでかほく市が中央都市圏のその1つの自治体でもあるということは、しっかりと受け止めなければいけないと思っております。これからも、職員の皆様が市民の皆様に呼びかけ、市民お一人おひとりにもしっかりと対策をとっていただくことを改めてお願い申し上げたいと思います。
最後になりますが、改めて5期目のスタートにあたりまして、職員の皆様お一人おひとりが「チームかほく」の一員として、それぞれが役割を担っているのだという意識をもって頑張っていただくことを改めてお願いを申し上げたいと思います。
今期4年間もまた皆様一緒に頑張りましょう。よろしくお願いします。

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